今までにない、新たな日本酒リキュールを求めて

日本酒をベースにしたリキュール市場は、梅酒・ゆず酒・みかん酒など数多くの商品が出回るようになり、賑わいを見せている反面、飽和状態にあります。そんな市場に一石を投じる、日本酒リキュールの新定番を提案すべく、ひとりの若き醸造家の挑戦が始まりました。南会津に蔵を構える「会津酒造」の次代蔵元、渡部景大27歳です。純米酒をベースに、ゆず・かぼす・すだちの柑橘系3種をブレンド。爽やかな酸味、上品な甘さ、そして豊かな香りを追求しました。お酒が苦手な方でも楽しめる、今までにない日本酒リキュール『シトラス』。その開発バックグラウンドに迫ります!

 会津酒造は元禄年間(江戸前期)創業というその歴史が物語るように、蔵には江戸期、明治期、昭和期の建物が並びます。富士虎が初めて蔵へ伺ったのは、2012年の夏。ちょうど『山の井 純米吟醸雄町48』という変わり種の日本酒が登場した時期で、その造り手に会いたいというのが一番の目的でした。

 富士虎を蔵に迎え入れてくれた造り手が、その伝統ある蔵を受け継ぐ次代蔵元、渡部景大氏。

出会った当時は25歳。富士虎の興味をひいた『山の井 純米吟醸雄町48』は、彼のデビュー作でした。通常、雄町という酒米は濃醇でしっかりとした味わいの酒を醸すために使います。クリアでフルーティーな味わいの『山の井 純米吟醸雄町48』は従来の雄町のイメージとは異なり、頭の固い日本酒評論マニアからは駄作とも言れたそう。しかし、景大氏がターゲットにした女性や日本酒を飲み慣れていない人たちの反応は違いました。豊富に含有するカプロン酸が放つフルーティーな香り、口の中に広がる芳醇な旨味で、新たな日本酒ファンを獲得。その結果に甘んじることなく、福島県の清酒アカデミーを卒業した後も醸造学の勉強を熱心に続け、彼が醸す『山の井』ブランドは年々酒質を向上させています。

 現在、景大氏は27歳。

まだまだ業界でも若い世代ではありますが、年々向上する酒質は周囲の先輩蔵元からも認められるほど。酒造りに対するひたむきな姿勢、そして静かに燃やす挑戦心――。そんな彼がずっとあたためてきたプロジェクトが、日本酒をベースにした柑橘系リキュール『シトラス』の開発です。

 日本酒をベースにしたリキュールは梅酒やゆず酒だけでなく、最近ではデコポンやじゃばら、さらに塩やキャラメルを加えたものなど、その市場は飽和状態とも言える状況です。

「飽和状態なら次は原点回帰しかない。純粋に美味しいと言ってもらえる、シンプルなリキュールで新定番を確立させたい!」。

そう意気込む景大氏が研究の末にたどり着いたレシピが、ゆず・かぼす・すだちの柑橘系3種のブレンドです。リキュールは「甘酸っぱく、爽やかな香りがするものが一番」と考える景大氏。

さらに「単一果汁のリキュールはたくさんありますけど、複数の柑橘系果汁をブレンドしたリキュールはまだ少ないはず」とも。他が造らないものを造るという価値観は、景大氏の酒造りのひとつの指針です。

 商品開発に当たり、富士虎も会津酒造に伺って現地で試飲を繰り返しました。柑橘類の産地である四国から複数の原料を取り寄せ、どの原料がマッチするかをジャッジ。独自の配合比率でブレンドし、「10種類を超えるパターン」の中からベストを選び出します。こうして出来上がった『シトラス』は、香りが高く、しっかりした味わいの中には渋みがなく、ジュース感覚で楽しめるリキュールに。アルコール度数は8%に設定し、「お酒が苦手な方にも純粋に美味しいと言ってもらえる、シンプルなリキュール」という景大氏が掲げたコンセプト通りの商品を目指しました。

 商品の顔となるパッケージ・デザインには、アートディレクターのシマダヒデアキ氏を起用。

シマダ氏は過去に「少年ジャンプ」のロゴデザインと表紙デザインを担当し、現在も数多くの人気コミックの装丁やロゴデザインを手掛けています。(ジャンプSQ、週刊モーニング、ドラゴンボール完全版、スラムダンク完全版、へうげもの、青の祓魔師などなど)。コミックという日本が世界に誇る分野のデザインで活躍しているプロフェッショナルに、これから世界へと羽ばたく『シトラス』の“顔”をデザインしてもらいたかったのです。シマダ氏は「どうせ引き受けるなら」と、会津酒造の試飲にも同行。蔵を見学し、『シトラス』を試飲しながらペンを走らせ、イメージを膨らませていました。シマダ氏はこう言います。

「実は僕、酸っぱいものが苦手なんです。でもね、試作段階の『シトラス』を送ってもらって飲んだときに、単純においしかったんです。ひと晩で飲みきって、その勢いでお引き受けしました(笑)。今までの柑橘系という言葉から連想する酸っぱさとは違って、ジュースのような感覚で飲めるんだけど品も感じさせる味わいでした。この印象と会津の大地から受け取ったイメージを持ち帰って、皆さんに喜んでいただけるデザインを考えたいと思います。愛のシトラス、會津のシトラス!!」

 『シトラス』の特徴は、爽やかな酸味、上品な甘さ、そして豊かな香り。ロックはもちろん少しだけソーダを加えたり、ヨーグルトにかけたりバニラアイスにたらして食べたりとさまざまな楽しみ方ができるのも『シトラス』の魅力です。また、ゆず・かぼす・すだちはどれも料理に使われる食材ということもあり、調理酒として料理を引き立てる名脇役としても活躍。塩こしょうとオリーブオイルに混ぜれば、新感覚のドレッシングにも。もちろんリキュールとして自分の好きな飲み方を探すのもおすすめです。

 ちなみに『シトラス』は、大阪天満宮で行われるリキュールの品評会「天満天神梅酒大会」に出品する予定です。日本一の優勝酒にだけ許される“天下御免”の称号をいただくことが出来るのか――ご期待ください!!

■販売価格■

○「シトラス500ml」 1600円(税抜)

○「シトラス1.8ℓ」 3600円(税抜)

※要冷蔵商品のため夏季はクール便でお届けします。常温保存は品質劣化の原因となりますのでご注意ください。

※開栓後も冷蔵保存しておけば品質の劣化はほぼ避けられます。

■シトラス販売店はこちら■

【関東】

○鈴傳

東京都新宿区四谷1-10

03-3351-1777

http://suzuden-sake.com/

 

○鶴屋

東京都八王子市中町2番18号 鶴屋ビル

042-642-7000

http://www.sake-tsuruya.co.jp/

 

 

【会津】

○植木屋商店

福島県会津若松市馬場町1番35号

0242-22-0215

http://www.uekiya.net/

 

○五ノ井酒店

福島県河沼郡会津坂下町市中一番甲3551

0242-83-2170

http://www.aizuumazake.com/

 

○渡辺宗太商店

福島県会津若松市白虎町1

0242-22-1076

http://souta-shoten.com/

■問い合わせ先■

会津酒造

0241-62-0012