黄金色の田んぼで酒米の稲刈り
すべての始まりはここから。
富士虎が酒造りのお手伝いをさせていただいた『天明 中取り弍号 純米吟醸生酒 おりがらみ本生』が、
2012年の幕開けを告げる新酒として届きました。
奧会津の酒蔵・曙酒造へ通い、昨年9月の稲刈り、11月の仕込みに参加。
複雑かつ精緻な仕事によって醸され、蔵人の愛情をたっぷり受けて日本酒は造られていました。
奧会津を囲む山々の緑が深く色づく頃、酒米を栽培している田んぼは黄金色に秋化粧します。
『天明』ブランドを仕込む曙酒造は、地元・会津坂下で育った酒米を使用。
もちろん、収穫した米だけでなく土壌の段階から放射能検査を受けています。
富士虎が酒米の稲刈りに伺ったのは、昨年9月のこと。
曙酒造では稲刈り体験イベントを毎年実施し、今回も県内外から多くの人たちが参加していました。
稲刈りは鎌を片手に刈っていく単純作業の繰り返しですが、
所々に深く根を張った雑草が現れて刈りを邪魔します。
さらに稲が直接肌に触れると、そこが痒くなることも初めて知りました。
機械を使わずあえて手で刈ることで
「自分が刈った稲がどんな酒になるのだろう」というワクワク感も味わえます。
酒造りの第一歩は稲刈りから。
その後、原料米は酒蔵へと運ばれ、
雑味の原因となる糠(ぬか)を削る精米作業に移ります。
>>>>>>>>>>>>>>その②へ続く