日本酒マガジン

横山 拓也

横山 拓也

「日本酒の謎を解き明かしたい・・・」岐阜県にて焼き物の仕事をしています。飲んだ日本酒や行った居酒屋、酒にまつわるあれこれを紹介していきたいと思います。

2017年12月
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第13話 熱燗のスナップショット 「樽平(山形)特別純米樽酒」


 

熱燗にはすべてを吸い込むような包容力がある。以前、場所はどこだったか忘れたが、一人で居酒屋で呑んでいた時に、隣にいた客、やはり一人で呑んでいた客が熱燗を口に含んだ瞬間「そっか・・・」と絞り出すように呟いたのが忘れられない。なんかもうどうでもよくなっちゃたんだなと、ちょっと笑ってしまったのだが、それはそれでなんか良かったのだと思う。たぶん自分も真似して熱燗を注文した。

 

 


それはさておき、樽平(山形)特別純米樽酒を呑んでいる。ストーブの上に鍋を置き熱燗に。こ、これはうまい・・・酸味と辛みがキラキラと・・・七色の味わいや・・・ふっくらしつつも味覚の隙間隙間にビシビシ伝わる何か、呑んでいるんだけど何かの粒子をひとつひとつ噛みしめているような気分に。山形県には行ったことはないが、柱の太い旧家のような堂々としつつも居心地のよい風景が浮かんできた。

 

 

鴨のスモークと漆の皿

鴨のスモーク(柚子胡椒を添えて)を食べながら呑んだ。なんかいろいろ考えたいなと思ったけどやめた。とりあえず全てを飲み込んでくれ・・・二杯、三杯とみるみるうちにとっくりが出動して行く。酒から立ち上る湯気が素晴らしい。今日はこの酒に身を任せてゆっくりと過ごそう・・・

 

 

高仲健一さん作の盃と樽平

そしてあっという間に900ml入りの瓶が終わった。1泊2日の小旅行だった。
旅の記憶をスナップショットに刻み、私はまた次の目的地へと向かった・・・

 

とてもウマい熱燗でした
樽の風味が素晴らしいです
寒い日に熱燗を呑みたくなった時は
樽平特別純米樽酒がオススメです

 

一本の熱燗の思い出を
サンボマスターで「ラブソング」

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