日本酒マガジン

横山 拓也

横山 拓也

「日本酒の謎を解き明かしたい・・・」岐阜県にて焼き物の仕事をしています。飲んだ日本酒や行った居酒屋、酒にまつわるあれこれを紹介していきたいと思います。

2017年6月
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第17話 酒の薩会同盟  「会津娘(福島)純米吟醸雄町」「日は昇る(鹿児島)」


 

登場人物

先輩 幕末と日本酒が好き。攘夷開国派(以下、S)
後輩 幕末と日本酒が好き。攘夷開国派(以下、K)

 

 

2人は、大河ドラマ八重の桜を見ながら酒を呑んでいた。
ドラマは蛤御門の変を迎えていた

 

S「終わっだな・・・」
K「終わりましたね・・・」
S「しかし長州は蹴散らしたものの、京を焼いちまった・・・」

K「それはそうと、覚馬さん」
S「尚さん・・・モノマネか、似てるな!」

 


会津娘純米吟醸雄町を呑んでいる

 

 

S「それはそうと、この会津娘、うまい・・・こんなキレイな酒が会津に・・・抑制の効いた華やな香り、質実な酸味、甘み。一本の芯がある味わい・・・こいつはやむにやまれぬ心でいくらでも呑んぢまう・・・!」
K「会津の酒はうまいなあ」
S「寅次郎さんか!久しぶりだ!」

 

会津娘と津田清和さん作のガラスコップ

元々、2人はこの八重の桜のワン・シーン、小栗旬演じる吉田寅次郎、のちの松蔭が山本家で山本覚馬や宮部鼎蔵と一緒に酒を呑んでいた時のこのセリフがきっかけとなり、会津の酒を呑もうと約束していた。この時もそうだが、八重の桜で酒を呑んでいるシーンで使われている徳利が非常にいい。あれは骨董なのかなんなのか、一本欲しいところ

 

 

S「しかし馬に乗って現れる西郷どんにはびっくりしたな・・・そして現れた薩摩の洋式歩兵。が、それにうっかり見とれちまったあんつぁまが・・・」
K「新式銃ですね。それはそうと覚馬さん、こちらも、うまいですよ」

 


芋焼酎、日は昇るが突如現れた

 

S「尚さん、なじょして焼酎を?!」
K「日は昇る。薩摩の焼酎です。とてもうまいですよ。覚馬さんも、一口いかがですか?」
S「どれどれ。うまいなこれ・・・焼酎はめったに呑まんがこれはうまい・・・」
K「それはよかった。わかりますか、覚馬さん」
S「ああわがっだ。これは、飲み会の薩会同盟みてぇだ!」
K「さすがです。私達は今、ここで同盟を結んだ。共に長州討つべし!」
S「もう討ったお。が、しかし薩摩はこの後・・・」

 

 

日は昇ると津田清和さん作のガラスコップ

2人は杯を重ねた

 

S「だけんじょ、俺たち不慣れな焼酎→日本酒、日本酒→焼酎とチャンポンで呑んでるが大丈夫だろか・・・」
K「さすけねぇ。気にせず今日はこの薩会同盟をガンガン呑んでおくんなまし」
S「ああ確かに尚さんの言う通りだ。蹴散らして前へ!」

 

次の日、ひどい二日酔いになったらしい

 

ちなみに2人は長州を討てとかなんか言っているが、龍馬伝の時は長州と土佐の酒で呑んでいた。

 

 

時代を先取った者、時代に抗った者
いずれにせよ、この後それぞれが様々な価値観ぶつかり合うこの時代を全速力で走ってゆく

幕末に想いを馳せながら、そのゆかりの地にちなんだ酒を呑むのも楽しい

 

今年は是非、会津の酒を
是非、会津娘純米吟醸雄町を
そして芋焼酎「日は昇る」を

 

僕たちは久坂とは別の道を行く

時代を、駆け抜けろ!
幕末を、未来を

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by yoko_deco